尼信会館:歴史と文化を堪能できる場所

尼信会館は、尼崎信用金庫の創業80周年を記念して2010年に開館した文化施設です。

ここでは、尼崎藩主桜井松平家ゆかりの重要文化財「太刀 銘守家」や武具、藩札など、貴重な歴史的遺産が数多く展示されています。

施設は1階から3階にわたって展示室があり、特に注目すべきは2階の常設展示室です。

この常設展では、地元・尼崎の歴史に関する資料や「コインミュージアム」があります。

コインミュージアムには、世界170カ国から集められた約2500点の貨幣が展示されており、日本各地の記念コインやオリンピック、ワールドカップの記念コインなども見ることができます。

コイン好きにはたまらないスポットです!

常設展示だけでも十分楽しめますが、1階と3階の展示室では地域のアートと文化を紹介する展示も行われています。

地元の作家やアーティストによる展示は、ほぼ毎月入れ替わるので、訪れるたびに新しい発見があるかもしれません。

展示のスケジュールは、尼信会館の公式ウェブサイトでチェックできます。

さらに、尼信会館の外観も見逃せません。

建物の前に立つと、1921年に創業当初の本店があった煉瓦作りの建物が目を引きます。

この建物は、1972年に当時の赤煉瓦を使って復元されたもので、明治時代の赤煉瓦建築が現在も3つしか残っていない中で、そのひとつとして大切に保存されています。

復元された本店はその貴重な一例で、建築史に興味がある方にもおすすめです。

また、尼信会館の外観は、かつての尼崎城の白壁をイメージして設計されています。

さらに、尼信会館の隣には「世界の貯金箱博物館」があります。

ここでは、懐かしいものや珍しい貯金箱が多数展示されており、どれもユニークで興味深いです。

こちらの博物館も入館料は無料なので、尼信会館と合わせてぜひ訪れてみてください。

まとめ
歴史、文化、アートが詰まった尼信会館は、訪れる人々に新たな発見をもたらす場所です。

貴重な展示を堪能しながら、地域の芸術家たちの作品に触れ、さらに建築や貯金箱博物館まで楽しめるので、時間を忘れてじっくりと見学することができます。

お近くに訪れる際は、ぜひ立ち寄ってみてください。

アクセス・営業時間

阪神尼崎駅から徒歩約10分

住所:〒660-0864 兵庫県尼崎市東桜木町3

営業時間:10:00〜16:00(月曜休館日)